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「光のアダージョ(?)」ラヴェル

ラヴェルといえば「ボレロ」で有名ですが、色彩的な
オーケストレーションの名手でもありました。

ピアノ曲のなかにも様々な色彩を描きましたが、その中でも
一番好きなのが「光のアダージョ」、えっ、そんな曲あった?



ラヴェルは1928年に自作を指揮してのアメリカ演奏旅行が
大成功し、2度目の演奏旅行を計画します。
その際に自分が演奏するつもりで、ピアノ協奏曲の作曲に
1929年にとりかかりました。

それと平行して、第一次世界大戦で右手を失ったピアニスト、
パウル・ヴィトゲンシュタインの依頼で「左手のための
ピアノ協奏曲」も作曲することになり、結局どちらも
完成したのは1931年でした。

ちなみに「左手」のほうは、初演時のヴィトゲンシュタインの
演奏が気に入らなくて、仲たがいしたというエピソードが
残っています。


「両手」の方は、以前に構想していた「バスク風のピアノ協奏曲
“Zazpiak Bat”」のリズミックな主題を第1楽章と第3楽章に
流用し、その間にピアノの長いモノローグで始まり様々な木管
楽器が旋律を歌い上げる、美しい第2楽章が展開されます。


「ピアノ協奏曲ト長調」の初演は、ラヴェルの指揮、人気の
女流ピアニスト、マルグリット・ロンによって1932年1月に
行なわれ、好評を博しました。



その第2楽章は、聞くたびに夢見心地に誘われてしまいます。

雲のあいだから差し込んでくる光が金色に輝く小麦畑を照らし、
それはやがて丘から山の頂まで広がって行き、ついには
天からさざなみのように降りそそぎ、七色の光で私達を
やさしく包み込みます.....



では、ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調、第2楽章を、ピアノ=
マルタ・アルゲリッチ、指揮=シャルル・デュトワ、フランス
国立管弦楽団による、1990年9月9日フランクフルトでのライヴ
映像でどうぞ。



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